女子やり投げで海老原有希(30=スズキ浜松AC)が58メートル40で優勝した。

 前半の3投は「試合勘を取り戻すための試技になってしまった」と苦戦。しかし、4投目に58メートル36を記録し、5投目の58メートル40につなげた。

 2位に入った北口榛花(18=日大)らの台頭にも、「譲ってはいけない意地がある。ベテランの味を出して若手を引っ張りたい」と言い切った。

 次戦は5月8日の「セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎」になる。「日本記録を目指したいし、勝ちにこだわりたい」と、自身が持つ63メートル80の日本記録へ照準を定めた。