男子400メートル決勝は、ウォルシュ・ジュリアン(19=東洋大)が、45秒64の今季日本最高記録で優勝した。

 だが、目標はリオデジャネイロ五輪参加標準記録の45秒40だったため、「うれしくないです。不満です。(45秒)0台が出ると思っていたので悔しい」と険しい表情。スタートからハイペースで飛ばしたが「最後の50メートルくらいで足がもつれました。最後ですね」と課題を明確にした。

 日本選手権(24~26日、愛知・瑞穂)では再度、参加標準記録をきっての優勝に挑む。「最後の100メートルを修正できればいける。自信はある。金丸さんを止めて、参加標準をきって優勝したい」と力強かった。

 また、女子400メートル決勝では、自己ベスト記録52秒99を持つ青山聖佳(20=大阪成蹊大)のリオ五輪参加照準記録(52秒20)突破に期待が集まったが、スタートのフライングで失格。「失格は初めて。これもいい経験だと思って、次につなげます」と悔しい表情を見せた。