リオデジャネイロ五輪の男子400メートルリレー銀メダルメンバー桐生祥秀(20=東洋大)が、100メートル決勝に登場した。

 追い風1・1メートルの条件下で、4レーンに登場し、10秒08の大会新記録で2連覇を飾った。躍動感あふれる走りで終盤に加速し、後続を引き離した。満足に練習を積めていないなかでの好記録。「オリンピアンは負けられない。そこはプライドがある」と自信たっぷりに話した。

 同決勝に先だって、午前中には今季初の200メートルに出場した。追い風1・9メートルで20秒88をマーク。予選3組1着で、4日の準決勝に進出した。

 桐生は午後6時から、この日3レース目となる400メートルリレー決勝に出場する予定。