リオ五輪の男子50キロ競歩銅メダル荒井広宙(ひろおき、28=自衛隊)が9日、都内で所属先の祝勝・慰労会に出席した。

 競歩界初の五輪メダルを獲得して「今までなかなか注目されなかったが、今回は見ていただけたかなと思います。電車の乗り換えで声をかけてもらったり、定食屋で(おかずが)大盛りで出てきたりした」とメダル効果を実感。競歩の知名度アップを願う男は「(男女20キロを含めて)競歩全種目でメダルをとれるようになれば。競歩は放っておけないな、(新聞の)1面に載せるしかないな、という種目になりたい」。今後は17年ロンドン世界選手権に向けて、谷井とともに選考会となる日本選手権50キロ競歩(来年4月、石川・輪島)を目指す。