早大競走部駅伝監督として10年度に駅伝3冠を達成し、現在は住友電工陸上部を率いる渡辺康幸監督(43)が15日、箱根駅伝の88回連続91度目出場を逃した中大について語った。

16日に行われる「住友電工陸上フェスタ」の前夜祭に出席。かつてしのぎを削った名門の結果に「(藤原)監督も1年目。監督1人の責任にしてはいけないと思う。87回連続で出ていたのが途切れてしまった。周りのサポートだったりも、見直していかないといけないのもしれない」と率直な思いを述べた。

 渡辺監督は現役時代から早大のエースとして、箱根で大活躍。3度の区間賞と2度の区間新をマークし、04年4月からは母校の監督として、低迷からの再浮上を成し遂げた。ライバルの1校として携わってきたからこそ「中大には伝統校のブランドがある。4~5年での(上位への)復活も可能だと思う」と期待も寄せた。