第93回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で「3連覇&大学駅伝3冠」を目指す青学大の原晋監督(49)とエントリー選手16人の会見が17日、神奈川・相模原キャンパスで行われた。

 10月の出雲、11月の全日本は苦戦しながらも優勝で2冠達成。現状も、原監督は「インフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症がなければ、箱根と大手町で、学生たちのすてきな笑顔が見られる」と自信を持つ。

 原監督が「今年の青山に神はいません」と言うように、昨年までの神野大地のような山上り5区の「山の神」の不在。だが、1万メートルのチーム平均タイム28分41秒54は他大学を圧倒するなど、個々の戦力は昨年より上がっている。

 この日、原監督は2区のエース一色恭志(4年)以外は未定とした。「前半型か後半型か。3パターンくらいを想定している。誰をどこに置くか。うれしい悲鳴です」と、神不在の不安はない。

 15年は「ワクワク大作戦」で初優勝、16年は「ハッピー大作戦」で連覇した青学大。今回は3連覇と大学駅伝3冠の「3」と、自身の箱根出場回数の「9」に、これまで支えてもらった周囲の人々への感謝の意も込め「サンキュー大作戦」と命名。偉業へ、残り2週間、アクシデントだけに注意する。