4日の福岡国際で日本人トップの3位になり、来夏の世界選手権代表に名乗りを上げた川内優輝(25=埼玉県庁)は3位だった。後半に失速し、タイムは2時間12分45秒だった。

 ペースメーカーが外れた26キロすぎ。一気に猛スパートをかけた。一時は単独トップに立った。しかし、福岡国際からたったの中13日。そのまま押し切ることはできない。30キロすぎに優勝した橋本峻(GMOアスリーツ)につかまった。持ち味の粘りを出せず、振り切られた。34キロ手前には吉村大輝(旭化成)にも抜かれ、3位に転落した。

 川内は「パターンで負けたので練習不足ですね。福岡国際は奇跡とあらためて分かりました。でも、これだけ応援していただき、勝たないといけないレースで負けているんですから、最低ですね」と話した。