目指すは打倒アフリカ勢! 箱根駅伝で史上初の大会3連覇と年度3冠を達成した青学大は15日、千葉・富津市内で行った2泊3日のマラソン強化合宿を打ち上げた。学生からマラソン挑戦への流れを目指している原晋監督(49)はライバルを「ケニアとエチオピア」といい、「チームジャパンの成果を上げ、東京五輪につながるようにしたい」と世界を見据えた。

 キーワードは「2・195キロ」だ。合宿最終日は42・195キロを走り込んだ。13日の32・195キロ走と同様、1キロ3分30秒前後だったペースをラスト2・195キロだけ1キロを2分55秒以内とギアチェンジした。自らを「劇薬」と称する指揮官は「40キロから、さらに(ペースを)上げることを頭と体に刷り込む」と説明。日本人が海外勢と本気で争うための勝負手はロングスパートだが、スピードある海外勢と真っ向勝負できる力も蓄えていく。