男子100メートル、200メートルで五輪3連覇のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、団体対抗で行われる新規大会に出場した。

 非五輪種目やパラリンピック種目を含む競技を日本、オーストラリアなど6チームが争う。

 今季限りでの引退を表明しているスーパースターは多国籍の「ボルトオールスターズ」の主将として、この日最後の男女混合400メートルリレーで第2走者を務めた。お祭りムードの中でアサファ・パウエル(ジャマイカ)からバトンを受け、チームの1位に貢献。「素晴らしい。とても楽しめた」と笑みが絶えず、ファンとの握手や写真撮影に応じた。このリレーで2位だった日本の第2走者、永野真莉子(甲南大)は「オーラが違った。この経験を胸にこれからも頑張りたい」と興奮気味だった。

 男子60メートルで2位の大瀬戸一馬(法大)は「雰囲気もいいし、隣にパウエル選手もいて、なかなか貴重な経験をした」。障害がある選手による女子100メートルで1位となった佐々木真菜(東邦銀行)は「こういう大会は初めてで、すごく楽しんでいる」と声を弾ませた。

 9、11日にも競技が行われる。