陸上男子短距離の桐生祥秀(21=東洋大)が、今季の100メートル国内初戦となる出雲陸上で午前中にウォームアップレースを走り、タイムは10秒11(追い風1・1メートル)だった。

 日本人初の9秒台が期待される中、桐生はいつもの躍動感あふれる走りを披露した。レース後に「いい感じにきています。1本走ったので、修正点を直して、自分の走りをしてベストタイムを狙いたい」とコメントした。

 10秒01の日本歴代2位の記録を持つ桐生は、午後にもう1本走る予定。伊東浩司が98年に記録した10秒00の日本記録の更新とともに、日本人初の9秒台を狙っている。