女子200メートル決勝で日本記録保持者の福島千里(28=札幌陸協)が、23秒91で優勝した。

 4月29日の織田記念国際100メートル予選の途中で両ふくらはぎのけいれんを起こして棄権した。仕切り直しの今大会。

 予選は24秒01で2位通過だったが、決勝ではスタートから飛び出すいつもの走りではなかったが、コーナーの途中で先頭に立つとそのまま押し切って不安を払拭(ふっしょく)した。「まずは無事に走れて良かった」とホッとした表情を見せた。

 今年は5度目の代表入りとなる8月の世界選手権(ロンドン)出場を目指しているが、タイムは参加標準記録(23秒10)に及ばなかった。「びっくりするくらい遅い」と納得はしていない。100メートル(11秒26)も突破していないだけに、次戦の21日のセイコー・ゴールデンGP川崎でタイムを狙っていく。「記録を目指して頑張ります」と気合を入れた。