日本アンチ・ドーピング機構は14日、ドーピング防止規則やスポーツ知識に精通した薬剤師を養成する「公認スポーツファーマシスト制度」を創設すると発表した。

 日本のドーピング違反では知識不足や不注意から禁止薬物を使用してしまう例が目立つため、競技者や指導者に対して適切な情報提供と啓発活動を実施できる専門家の育成を目指す。来年3月から薬剤師の資格を持つ希望者を募集、同年4月から約1年の間に講習会を受講してもらい、認定証を発行する。問い合わせは同機構、電話03(5963)8030まで。