ノルディックスキーの世界選手権(18日開幕・リベレツ=チェコ)に向けて日本のジャンプ陣が、フィンランドのクオピオで直前合宿中だ。シーズンが始まると連戦でほとんど練習ができない競技だけに、5人の代表にとって1週間弱でも集中して飛ぶことができる貴重な機会になる。

 36歳の葛西紀明(土屋ホーム)と38歳の岡部孝信(雪印)の仕上がりは順調そうだ。8日のW杯で3位の葛西は「いい感じ。合宿でそんなにやることはない」と言い切った。両ベテランは疲労を抜くことが主目的になる。

 湯本史寿(東京美装)や伊東大貴(サッポロスキッド)栃本翔平(雪印)は世界選手権前で最後に出たW杯(11日)で精彩を欠いた。「どこが悪いか自分では分からない」と悩む栃本ら若手は、技術のずれを修正するために精力的に飛躍を重ねることになるだろう。

 5人は14、15日のW杯を欠場して大舞台に備える。メーカーが世界選手権用に開発したスキー板や新しい滑走面も試す。

 チームの大目標は、2年前の札幌大会の3位に続く2大会連続のメダル獲得だ。クオピオではノーマルヒルを飛んで基礎を見直す。ユリアンティラ・ヘッドコーチは「開幕からずっと選手は大きな重圧にさらされてきた。合宿ではリラックスさせたい」と狙いを説明した。