陸上部の男子部員が大麻事件を起こした日体大の落合卓四郎学長らが26日、東京都内で記者会見し、すでに退学処分にした3年生部員を含め、同部員と同じ競技グループ(棒高跳び、走り幅跳び、三段跳び)に属していた男子46選手に無期限の活動停止処分を科したと発表した。

 陸上部全体には当初、事件が発覚した翌日の3日から10日間の活動停止処分を下したが、間近に迫っていたユニバーシアード夏季大会の代表選考会に選手を派遣するため、落合学長の判断で5日に短縮されたという。

 監物永三副学長は「陸上競技は個人で努力するもので、広く罰するというスタンスはとらなかった。活動はグループごとに運営しているので(処分は)グループ単位で考えた」と説明した。

 陸上部の石井隆士部長、水野増彦監督、小林史明コーチは5日付で解任されている。