<アジア大会:陸上・男子マラソン>◇3日◇韓国・仁川

 3人のトラック勝負となった男子マラソンで、松村康平(27=三菱重工長崎)が1秒届かず、惜しくも銀メダル。川内優輝(27=埼玉県庁)は残り200メートルで遅れ、4秒差の銅メダル。

 優勝は過去2大会でトラック種目で金メダルを獲得し、今回が初マラソンのマハブーブ(32=バーレーン)でタイムは2時間12分38秒。男子マラソン結果(1)マハブーブ(バーレーン)

 2時間12分38秒(2)松村康平(三菱重工長崎)

 2時間12分39秒(3)川内優輝(埼玉県庁)

 2時間12分44秒40キロ〜ゴールゴール

 残り200メートルで川内遅れる。松村が必死に追うが届かず1秒差の2位。優勝はマハブーブ(バーレーン)でタイムは2時間12分38秒41・5キロ付近

 マハブーブ(バーレーン)が先頭で競技場へ。2番手松村、3番手川内でトラック勝負41・1キロ付近

 集団は3人40・9キロ付近

 バトオチル(モンゴル)遅れる40・5キロ付近

 松村、マハブーブ(バーレーン)に余裕の表情。川内、バトオチル(モンゴル)は苦しそう40キロ通過バトオチル(モンゴル)が先頭で2時間50分31秒で通過。5キロのラップタイムは15分42秒。集団は4人変わらず35〜40キロ38・4キロ付近

 バトオチル(モンゴル)のスパートは不発37・7キロ付近

 松村は表情に余裕。川内はやや苦しそう36・5キロ付近

 パク・チョル(北朝鮮)が追いついてきたが、左カーブで転倒。再び遅れ、集団は4人35・5キロ付近

 松村がジワリとスパート。パク・チョル(北朝鮮)が遅れる。集団は4人35キロ通過バトオチル(モンゴル)が先頭で1時間50分31秒で通過。先頭集団は5人30〜35キロ33キロ付近

 先頭は松村。川内が追いつき先頭集団は5人32キロ付近

 松村が先頭。川内は先頭集団と5秒差でまだ追いつけない30・3キロ付近

 川内遅れる。苦しそうな表情だ。先頭はバトオチル(モンゴル)。松村は食らいつき、マハブーブ(バーレーン)、パク・チョル(北朝鮮)の4人が先頭集団。30キロ通過バトオチル(モンゴル)が先頭で1時間34分46秒で通過。5キロのラップタイムは15分34秒25〜30キロ28・8キロ付近

 マハブーブ(バーレーン)が下りで追いつき、先頭集団は5人。そのタイミングでバトオチル(モンゴル)がペースアップしたが、川内が再び先頭に立ち、集団は5人で落ち着く27・7キロ付近

 給水を取った後、上りに入ったところで川内がスパート。形相が変わり歯を食いしばってスイッチオン!

 これを松村、バトオチル(モンゴル)、パク・チョル(北朝鮮)が追走。少し離れてカミス、マハブーブ(バーレーン)。コーライ(スリランカ)シム・ジョンソブ(韓国)は遅れた25キロ通過川内が先頭で1時間19分11秒で通過。5キロのラップタイムは15分59秒。2番手に松村。給水の後、リ・ヨンホ(北朝鮮)が遅れ集団は8人20〜25キロ23キロ付近

 カミス(バーレーン)が先頭。川内、バトオチル(モンゴル)がその後方。その後ろに松村22キロ付近

 上りに入り、川内は集団の後方につける中間地点

 1時間6分48秒で通過。先頭はコーライ(スリランカ)。松村が2番手。川内は5番手20キロ通過コーライ(スリランカ)が先頭で1時間3分11秒で通過。5キロのラップタイムは16分7秒。給水の後、バトオチル(モンゴル)がペースを上げたが、川内がしっかりマークし、抜けだしを許さず。9人の集団に戻る15〜20キロ18・3キロ付近

 カミス(バーレーン)が先頭に出たタイミングで、集団の中に入ったノ・シワン(韓国)が転倒。松村にぶつかったが、影響なし。先頭集団は9人17キロ付近

 10人集団の先頭はノ・シワン(韓国)。2番手にカミス(バーレーン)、3番手に川内。松村は5番手15キロ通過ノ・シワン(韓国)が先頭で47分3秒で通過。5キロのラップタイムは15分44秒。川内、松村、バトオチル(モンゴル)ら10人が先頭集団。川内は給水の際、ゼッケンが片方外れたが、冷静に付け直した10〜15キロ12キロ付近

 先頭集団はノ・シワン(韓国)カミス(バーレーン)川内、松村、バトオチル(モンゴル)マハブーブ(バーレーン)コーライ(スリランカ)シム・ジョンソブ(韓国)リ・ヨンホ(北朝鮮)パク・チョル(北朝鮮)の10人11キロ付近

 栗国雄(中国)が遅れ始め、先頭集団は10人10キロ通過ノ・シワン(韓国)が先頭で31分19秒で通過。5キロのラップタイムは15分29秒。川内、松村、バトオチル(モンゴル)ら11人が先頭集団5〜10キロ6キロ付近

 依然としてノ・シワン(韓国)が集団の先頭。川内、松村、カミス、マハブーブ(バーレーン)、バトオチル(モンゴル)ら11人が先頭集団5キロ通過ノ・シワン(韓国)が先頭で15分50秒で通過。先頭集団は川内、松村ら13人。猫ひろしは17分46秒の18位で通過0〜5キロ3キロ付近

 先頭集団は河内、松村ら13人2キロ付近

 ノ・シワン(韓国)が集団の先頭。猫ひろしは早くも集団から遅れたもようスタート午前9時に号砲。川内、松村が1986年の中山竹通以来、28年ぶりの頂点目指しスタート。猫ひろしも元気よく発進。出場は19選手川内優輝1987年3月5日生まれ、東京都世田谷区出身

 日の丸をつけて走るフルマラソンは、今回で3度目。過去2度の世界選手権は18位止まり。今回は最上位を目標に掲げて仁川に挑む。金メダルを取れば、来年の北京世界選手権代表が自動的に決まる。銀メダル以下でも有力候補だが、公務員ランナーは「金以外なら北京の選考会には出ない」と、退路を断つ覚悟だ。公式会見では「ワンウェイなので風向きによって戦略が変わる。金メダルをずっと目標にしていたので、バーレーンの選手が強いけど、しっかり目標達成出来るように頑張ります」と語った。松村康平1986年11月25日生まれ、大阪府高槻市出身

 芝谷中から陸上を始め清風高-山梨学院大進学。箱根駅伝は3、4年時に1区を走り区間7位と4位。社会人3年目の12年2月の別大毎日で初マラソン(2時間11分58秒)。昨年は1万メートル(28分27秒4)と5000メートル(13分58秒34)で自己ベスト更新。今年2月の東京マラソンで2時間8分9秒をマーク。自己ベストを2分3秒更新する初のサブテン(2時間10分切り)で日本人トップの8位に入り、代表に選出された。公式会見で「コースは全体的に走りやすい。最近はレースに近いペースで練習も問題なくやれている」と好調さをアピールした。