日本バスケットボール協会は27日、深津泰彦会長が引責辞任後初の新リーグ組織委員会を開いたが、男子のナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグの統合に向けた協議に進展はなかった。次回会合は11月中旬の予定で、国際連盟(FIBA)に指定された今月末の回答期限までの具体案取りまとめを事実上断念。男女の日本代表が国際試合出場停止などの制裁を受けることが決定的となった。

 丸尾充会長代行は「協議してきたことは(期限までに)FIBAに報告する」と語ったが、協会運営全体の改善を求められていることを強調し「統一リーグとか、すべてのことが協会に信頼がない点に結び付く。信頼を勝ち取るにはどうしたらいいか」と今後の課題を述べた。

 bjリーグの河内敏光コミッショナーは「早く制裁を解いてもらえるよう動いていかないといけない」と話した。

 日本協会の星芳樹専務理事は同日、日本オリンピック委員会(JOC)を訪ね、期限内に両リーグの合意を得るのは難しいと報告した。