陸上女子100メートル代表の福島千里(20=北海道ハイテクAC)は代表選出から一夜明けた7日、恵庭市で歓迎の嵐にあった。所属する実業団の本拠で学生として通学もする北海道ハイテクノロジー専門学校で、約200人の出迎えに笑顔をみせた。

 前日の学園祭の代休で学生も職員も少なかったが、中島興世恵庭市長(61)や近所の住民らが出迎えた。中島市長は「立派な施設ができた時からいつかは五輪選手が生まれると思っていたが、こんなに早いとは」と祝福した。

 福島は情報システム科の2年生。担任の守屋良夫先生(53)は「努力家で遠征のバスの中でも勉強をしているようです」と素顔の一部を披露。正垣雅規事務局長(53)は「校内の特別表彰を検討したい。北京への応援も当然考えている」と全力支援の方向だ。