スキー・ジャンプのW杯代表に返り咲いたベテラン、岡部孝信(38=雪印)が21日、W杯バンクーバー大会(24、25日)に向けて新千歳空港を出発した。同世代クルム伊達公子の全豪テニスの活躍に共感。08年2月以来、約11カ月ぶりのW杯参戦に「伊達さんも同じことを言っていたけど、今世界でどの位置にいるかしっかり見極めてきたい」と、自分を見つめ直す場にするつもりだ。

 伊達は08年4月に現役復帰し、国内戦で実績を積み上げ、12年5カ月ぶりに4大大会に出場。岡部も今季、W杯代表を外れ国内調整を余儀なくされたが、国内戦9戦7勝と結果を出し、代表の座をつかみとった。伊達は1回戦で負けたが、その姿を自身にだぶらせている。「やっぱり気になって(テレビを)見ますね。すごいと思う」と刺激を受けた。

 岡部は22日、成田空港からカナダに向かう。今回のW杯は10年バンクーバー五輪のプレ大会。岡部は「向こうに行ったら緊張すると思うが、今は変わりない。どこの場所でも同じ。国内戦と変わりないジャンプができれば結果は出る」。来月19日開幕の世界選手権(チェコ・リベレツ)、そしてその先にある五輪まで、ベテランは世界に挑戦し続ける。【松末守司】