男子テニスの錦織圭(19=ソニー)が、右ひじの痛みを取り除くリハビリに専念するために長期休養を決めた。マネジメント会社のIMGが23日、明らかにした。少なくとも6週間はプレーから離れる。

 錦織は1月のブリスベーン大会で右ひじを痛め、その後もかばいながら試合を続けていたが、2週前の米インディアンウェルズ大会で初戦敗退後、ニューヨークで腕専門の医師の診察を受け、休養とリハビリを勧められ、決断した。

 長期離脱は世界ランクにも影響が出るが、父清志さんは「先は長いので、またきちんとやり直せばいい」と話した。これを機会に強い体をつくるため、栄養面からも改善に取り組む。本人、両親が栄養士からレクチャーを受け、食事を徹底的に見直す。5月のデ杯出場はほぼ絶望的だが、本人は「今は我慢の時期」と復活を期していた。