感動は真央ちゃん、知名度アップは「腰パン」国母が金メダル-。産業能率大スポーツマネジメント研究所は8日、バンクーバー冬季五輪の日本代表選手に関する意識調査の結果を公表し、「感動指数」でフィギュアスケート銀メダリストの浅田真央(19=中京大)が1位となった。浅田は「観戦率(録画、ダイジェスト放送を含む中継)」でも87・3%で1位。「五輪以外でも見たい競技」の1位もフィギュアだった。

 また「知名度上昇指数」はスノーボード国母和宏(21=東海大)が50・7%増でダントツ。「活躍満足指数」はスピードスケート男子500メートル銀メダルの長島圭一郎(27=日本電産サンキョー)、「評価上昇指数」は同女子団体追い抜き銀メダルの穂積雅子(23=ダイチ)がトップだった。

 同研究所の広報担当者は「国母選手は服装問題の影響でしょう。全体的には予想通り。予想以上だったのは穂積選手で、一気にブレークした」と説明。同研究所は08年北京五輪後にも同じような調査をし、当時の感動NO・1は競泳の北島康介、活躍満足指数に当たる「びっくり度」がソフトボールの上野由岐子、評価上昇指数に当たる「ブレーク度」はフェンシング太田雄貴だった。今回の調査は、五輪前に20代から60代の男女2万人を対象に行い、うち1000人に五輪後も調査し、比較している。