<体操:NHK杯>◇最終日◇13日◇東京・国立代々木競技場
09年の世界選手権個人総合銅メダルの鶴見虹子(17=朝日生命ク)が2位に5・275点差をつける合計173・775点で圧勝した。強すぎるゆえに集中力が途切れるぜいたくな悩みも克服。安定した演技で世界選手権(10月・ロッテルダム)代表を決めた。
NHK杯連覇に、4月の全日本では5連覇。敵なしの鶴見が、この日も抜群の安定した演技で他を圧倒した。「でも今日の演技じゃ、世界選手権ではダメです」。国内での頂点は眼中にない。この日も、右肩を痛めていながら、圧勝した。
朝、気持ちが乗らなかった。「1回ぐらい失敗しても大丈夫かなと思っちゃって」。強すぎて逆に集中力を保つのが難しい。“強くて困っちゃう”悩み。それでも、会場に入れば「自然と引き締まった」と女王の貫禄(かんろく)を発揮した。
1年ほど、同じ構成で演技してきた。それも集中力を欠いた原因にもなった。7月の国際大会ジャパンカップでは「段違い平行棒と跳馬で、新しい技を入れてみたい」と意欲を見せる。目指すのは、09年に続く世界選手権の表彰台だ。


