2024年パリオリンピック(五輪)男子1万メートル代表で、ハーフマラソン日本記録保持者の太田智樹(28=トヨタ自動車)が4日、ロンドン・マラソン男子で史上初の2時間切りの1時間59分30秒の世界新記録を樹立したセバスチャン・サウェ(ケニア)について言及した。都内イベントに参加後に取材に応じた。

自身はマラソン未経験だが、「このままでは世界で戦えない」と危機感を示した。2年前のパリ五輪1万メートルでは24位と世界との差を痛感。「実際に自分がパリのスタートラインに立ってレベルが違うなとも感じた。今回本当に世界が2時間を切っている中、(日本記録とは)4分以上の差がありこのままじゃいけない。これからそういうところを目指していく選手が増え、日本のレベルもこれから少しずつはずっと上がっていく」と展望を語った。

太田は昨年2月、ハーフマラソンの日本記録(59分27秒)を樹立。今後はフルマラソン挑戦と、来年10月のロサンゼルス五輪代表選考会MGCの出場権の獲得を見据えている。

ロンドンではサウェに加え、2位ヨミフ・ケジェルチャ(エチオピア)も初マラソンながら1時間59分41秒でフィニッシュし、衝撃のレースとなった。

「世界のマラソンの壁」を破った2人に太田は「いや、本当に距離あってんのかな」と冗談まじりに笑った。