<高校総体:テニス>◇6日◇奥武山庭球場◇女子シングルス決勝

 慶風(和歌山)・布目千尋(3年)が、初出場で優勝を果たした。昨年準優勝で第1シード、秀明八千代(千葉)・美濃越舞(3年)を2-0で破った。

 降雨による2回の中断も、逆に味方につけた。第1セットは1-4と劣勢だったが、中断を挟んで同点に追いつき、7-5と逆転で取った。第2セットは完勝だった。布目は「やってきたことを、すべて出し切ろうと思っていた。緊張で昨日は寝れなかったけど、コートに入ったら楽しくできた」と振り返った。

 15歳で富山から強豪の長尾谷(大阪)へテニス留学したが、同校が提携するテニススクールで不祥事が起き、部は事実上解散。慶風に転校した2年時は規則によって出場できず、「苦しいことがいっぱいあったけど、みんなに感謝しています」と、新女王が笑顔で話した。