<NFLプレーオフ>◇20日◇アトランタほか
今季のスーパーボウル(2月3日、ニューオーリンズ)は、史上初の兄弟監督対決となった。AFC決勝で、兄ジョン・ハーボー監督(50)率いるレーベンズが28-13とペイトリオッツを下し、12季ぶり2度目の進出。NFC決勝は、弟ジム・ハーボー監督(49)の49ersが28-24でファルコンズに勝ち、18季ぶり6度目の進出を決めた。早くも「ハーボウル」「ハーボー・ボウル」などと呼ばれ、注目されている。
幾多の名勝負を生んだスーパーボウルの舞台で、新たなドラマが実現する。この日、先にジムの49ersが0-17の劣勢から逆転に成功して、名門復活を示した。21-24で迎えた第4QにRBゴアが逆転TD。スティーラーズと並ぶ最多6度目のスーパーボウル制覇へ、挑戦権を得た。数時間後、ジョンのレーベンズもQBフラッコの3TDパスなどで逆転勝ちだ。
ジョンは試合後、「何という大きな夢だろう」と興奮を隠せなかった。「僕らは普通の兄弟のようにともに夢を持ち、けんかをし、口論もしてきた」と弟について話し、「今度は徹底的にやり合うことになるね」とおどけた。ともに昨季はカンファレンス決勝で敗れた。戦い方も堅守が持ち味だ。チームを託されて5年目のジョンは「よく似たチーム同士。鏡を見ているよう」とも言う。
既に昨季のレギュラーシーズンで直接対決しており、レーベンズが16-6で勝っている。当時就任1年目のジムは「対戦した中で最も手ごわいチーム」と脱帽したが、シーズン終了時には最優秀監督賞を受賞するなど、その手腕を上げた。「僕らではなく、チームの戦い」。ジョンは報道陣をけん制したが、本番までの2週間は何かと「スーパー兄弟げんか」が話題となりそうだ。
◆NFLの兄弟
ペイトン(ブロンコス)とイーライ(ジャイアンツ)のマニング兄弟が有名。ともにQBとしてスーパーボウルを制し、MVPに選ばれた。レギュラーシーズンでは2度直接対決し、兄ペイトンが連勝。バッカニアーズDBロンデ・バーバーは、ジャイアンツで10年プレーしたRBティキと双子。90年代ではプロボウル5度選出のWRスターリングと殿堂入りTEシャノンのシャープ兄弟が傑出。その他、タイとコイのデトマー兄弟、ラギブとカドリーのイスマイル兄弟らがいる。指導者では名将バディ・ライアンの息子のレックスとロブ、ドン・シュラの息子のデビッドとマイクがコーチとしてNFLに在籍。


