土佐豊が29日、新入幕の単独会見で緊張からしどろもどろになった。「幕内でも勝ちたい。けど、勝つことは難しいっす。いや、勝てる。う~ん」。仕事場の土俵の上では堂々としているが、上がり症で人前で話すことが大の苦手という。
07年春場所初土俵から所要14場所での新入幕。この日の会見場の宿舎が舞台になった時津風部屋新弟子暴行死事件から2年がたち、現在の時津風親方(元幕内時津海)が部屋を継承して初の新入幕力士の誕生となった。文字通りの「晴れの日」だが、師匠は所用のため不在だった。
予想外の単独会見を強いられた24歳は「3賞?
いや意識は特に。同期の山本山?
いや別に。横綱との対戦?
いや~」と答えにならぬ返答を連発。唯一笑顔になったのは、部屋の近くにあるモンキーセンターでゴリラを見たことを振り返った時だった。「自分、初めてゴリラを見ました。名前は太郎。握力が800キロもあるらしいっす。何か力をもらいました」。
土佐豊の愛称は「ゴリ」。名古屋の土俵では緊張を解き放ち、ゴリラのごとく、暴れ回れるだろうか。


