プロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級王者藤田健児(32=帝拳)が5度目防衛戦に臨む。6日、東京・後楽園ホールで行われる所属ジム興行DYNAMIC GLOVE on U-NEXTのセミファイナルで同級9位武藤涼太(21=中日)の挑戦を受ける。5日には都内で前日計量に臨み、リミットより300グラム少ない56・8キロでパスした挑戦者に対し、100グラム少ない57・0キロでクリアした。

藤田にとって21年3月、プロデビュー戦以来、5年2カ月ぶりの日本人対決となる。複数の候補の中から自ら11歳年下の挑戦者を選んだ。藤田は「なめられてたまるかというか、まだ世代交代させないぞという気持ち。格の違いをみせたい」と言葉に力をみせた。挑戦者の武藤はスーパーバンタム級で全日本新人王、日本ユース王者と着実にレベルアップ。WBO最新ランキングではフェザー級13位に入る。藤田は「怖いものがない、そういう若さの勢いは気をつけたい」と警戒することも忘れなかった。

2日には1階級下のスーパーバンタム級で4団体統一タイトルマッチ、井上尚弥-中谷潤人戦が開催。「THE DAY~やがて、伝説と呼ばれる日」と銘打たれた。井上とは同じ年齢でアマチュア時代からの旧知の関係。藤田は「2日の、あのボクシングの火を再燃させたい。メインで(WBO世界同級4位)中野幹士がメインで世界ランカー対決。自分がセミで世界一歩手前まできている。フェザー級で世界を取るための1戦。向こうはTHE DAYでしたが、明日の試合はTHE WEEKとして注目してもらえれば」と言葉に力をこめた。

藤田自身はWBO1位にランクされる。井上が来年にもフェザー級に転向する可能性が高い。藤田は「日本人として世界フェザー級王者になって(井上を)待ち受ける。そういう気持ちで1~2年以内には勝負で世界を取りたいと思う。ここで目立ちにいかないといけない」と気合を入れ直した。