大相撲の立浪一門は22日、東京・両国国技館で一門会を開き、2月1日に実施される日本相撲協会の役員改選で、理事候補として現職の大島理事(元大関旭国)と友綱理事(元関脇魁輝)を擁立することを決めた。

 同一門は昨年12月、友綱理事に代わって伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)を新理事候補にする方針を決めたが、友綱理事が理事職への意欲を訴え続けて再度話し合い、年功序列で伊勢ケ浜親方が辞退した。初場所中に佐ノ山親方(元小結闘牙)が、友綱部屋の大関魁皇が所有する年寄「浅香山」に名跡を変更し、友綱理事の持ち票が増えたことも影響したとみられる。

 これで二所ノ関一門を離脱した貴乃花親方(元横綱)ら、すべての一門から合計11人の立候補予定者が決まり、定員10人を争う理事選挙で4期8年ぶりに投票が行われることになった。(共同)