元横綱大鵬の納谷幸喜氏(日刊スポーツ評論家)が29日、ウクライナから「友好勲章」を受章した。父がウクライナ人という縁があり、両国の友好に貢献。同国のミコラ・クリニッチ駐日大使は「ウクライナ人は、大鵬親方のことを自慢に思っている。親方がきっかけで、相撲をしている人もいる」などと話し、勲章を手渡した。

 この日、納谷氏は71歳の誕生日を迎え、横綱白鵬らが発起人となり、都内のホテルで誕生会を開催。東日本大震災の被災者を気遣った後「これからも、微力ながら、相撲界発展のためにやっていきたい」などと、100人を超える関係者に感謝した。

 日頃から親交が深い白鵬は「私には3、4人のおやじがいる。生みの親は70歳。角界のおやじは今日、71歳になられた。おめでとうございます」とあいさつした。【佐々木一郎】