中日はドラフトで外れ1位で亜大・草加勝投手(21)を指名した。1位指名を公表していたENEOS度会は3球団が競合して抽選に敗れた。外れ1位指名ででもロッテと重複し、これは立浪監督が当たりくじを引き当てた。最速153キロ右腕に開幕1軍ローテ入りを期待し、指揮官はドラフト会場からそのまま指名あいさつも行った。

会議の模様はテレビ中継され、1位決定に草加の携帯電話はLINE(ライン)の着信音が鳴りまくった。約200件。1つ1つに返信したという。

「おめでとう、お互いにがんばろう」。ある1件に目がとまった。「ありがとう。これからいろいろ聞くことあると思うけど、よろしく」。返信を打ち込んだ。

相手は阪神・西純。創志学園でともに甲子園の土を踏んだ。相手はエースとしてチームをけん引、草加は控え。西純は19年ドラフトで同じく外れ1位で阪神に入団し、昨季から頭角を現し、今季までのプロ4年間で12勝を挙げた。「同級生であれだけ活躍してるってことは、自分の刺激にもなります。もっと頑張ろうっていうふうに思えた。同級生に西がいたから自分も今頑張れてますし。西の存在は大きい。これからライバルとしてやっていければ」

同世代には西純以外にも、ロッテ佐々木朗、オリックス宮城らもいる。「佐々木と宮城は同級生でトップチーム(侍ジャパン)に入って、世界一になっています。負けてられないです」。4年遅れで飛び込むプロの世界。ライバルたちの存在が中日ドラ1右腕の原動力になる。【中日担当・伊東大介】

亜大野球部グラウンドの前で前夜のドラフトを振り返る中日ドラフト1位草加
亜大野球部グラウンドの前で前夜のドラフトを振り返る中日ドラフト1位草加