突発性不整脈で緊急入院した鍛治舎巧監督(66)不在のなか、秀岳館が今夏最多の17安打7得点の猛攻で決勝にコマを進めた。

 初回から2点を奪って優位に進めると2回に1点、6、7回に1点づつを加え、8回に2点を奪ってサヨナラコールド勝ち。監督代行の山口幸七部長(33)は「監督からはメールでいつも通りにやってくれと言われた。勝って正直、ホッとしました」と胸をなでおろし「自分としては役割は変わらず、選手たちが力を出せるようにしただけです」と笑みを浮かべた。鍛治舎監督は1週間程度の入院予定で決勝も指揮をとることになるが、「積み上げてきたものを発揮できればと思う」と優勝を誓った。