駒大苫小牧の背番号16、稲場勇哉主将が声だし役として優勝に貢献した。6回2死一塁では伝令に走り北嶋洸太投手に「いい球を投げている。自信もっていけ」と激励。9回には左翼の守備につき喜びを分かち合った。

昨秋全道敗退後、沈んだチームを活気づけようと、音楽をかけながらのウオーミングアップを提案した。駒大岩見沢の主将として90年センバツ出場の父勇樹さん(46)が社会人野球の王子監督で「父のチームが、音楽をかけ楽しそうにやっていたのを思い出した」。伝統的に、かけ声だけだったものを一新。三代目J SOUL BROTHERSを中心に、アップテンポの曲を流して気持ちを盛り上げ、チームを上昇気流に乗せた。