2年連続10度目出場の八戸学院光星(青森)が、49代表校中最後の登場となった3年ぶり19度目出場の智弁学園(奈良)を破り、9-0だった誉(愛知)との開幕戦に続く勝利で3回戦進出を決めた。

八戸学院光星は令和1号となる下山昂大内野手(3年)の開幕戦満塁弾の勢いを継続した。1回表2死から青森大会6本塁打の近藤遼一内野手(3年)が左中間に先制ソロ。3回にはプロ注目遊撃手で「坂本勇人2世」と評価されている武岡龍世内野手(3年)がバックスクリーン右に弾丸ライナーを放りこんだ。さらに近藤が中前適時打で加点し、智弁学園先発の小畠一心投手(1年)を降板させた。

5回裏に、先発した甲子園初登板の横山海夏凪(みなぎ)投手(3年)の暴投で1点を失ったが、6回表に横山の右前適時打や近藤の左翼線2点適時打など4連打で3点を追加した。

智弁学園も6回裏に坂下翔馬内野手(3年)の二塁打を皮切りに、前川右京外野手(1年)の右前適時打で反撃開始。1死後に3連続四死球で押し出し。さらに塚本大夢内野手(3年)の中前2点適時打に加え、前川の打球が遊撃前で大きく跳ねる幸運の左中間2点適時二塁打などで一挙7点を奪い、逆転した。

八戸学院光星は8回に追いつくと、9回2死満塁で沢波が一塁手強襲の2点適時内野安打。ボールが一塁側ベンチ前付近を転々としている間に2者が生還し勝ち越した。

八戸学院光星の3回戦は15日の第4試合で海星(長崎)と対戦する。