第102回全国高校野球選手権大会(甲子園)中止にともなう代替大会が、岩手県から始まった。

岩手は全国唯一の新型コロナウイルス感染者ゼロが続いているが、予防対策は徹底した。ベンチ入りする選手、監督らには2週間前からの体温を提出させ、アルコール消毒後に入場。試合前の整列は無言を貫き、試合後の校歌斉唱は社会的距離をとって並び、大声は禁止した。試合前後にはベンチなどの除菌も実施。関係者、報道陣らの記名、検温、消毒に加え、部員1人に対し2人まで許可された保護者らも検温などを行って観戦。鳴り物や声援は禁止のため、拍手で激励した。球場内にはマスク着用や手洗いなどを徹底する張り紙も掲示された。