高田が17安打15得点で圧倒した。

1回に「4番右翼」千葉大輝外野手(3年)の中前適時打で先制。4回には「3番遊撃」熊谷太陽内野手(3年)の長打を皮切りに、バント安打なども絡めて一挙7得点を奪った。

昨秋の県大会1回戦で花巻東に1-15と大敗した悔しさを胸に、攻撃力を磨いてきた。花巻東の投手映像を入手し、徹底研究。県上位レベルの投手をイメージしながら走塁、バントを含めた練習継続の成果が結実した。

2安打2打点の千葉は「チームを勢いづけるための打撃ができて良かった」と笑顔。オール長打の3安打を放った「2番左翼」佐々木歩希外野手(3年)も「この大会を優勝することが目標。まだ次まで時間もあるので、これからも向上させたい」と気を引き締め直した。

最終回に登板したエース右腕・佐藤真尋投手(3年)、公式戦初登板初先発の左腕・伊藤賢明投手(3年)ら3投手での無失点リレーも収穫だった。

▽住田・大谷海雅主将(選手10人で1安打完敗も)「秋は連合だったので最後に単独で出られて良かった。みんな負けず嫌いにはなれました。悔いはない」