茨木工科の夏が終わった。

初回からミスが重なり8失点と苦しい立ち上がりとなった。ただ、2回以降は大量失点はなんとか防いだ。最終5回裏には無死満塁とチャンスを作ったが得点とはならず。最後は島尻脩冬内野手(主将=3年)がピッチャーフライに倒れた。

部員は14人。3年生も4人のみと少数での環境。島尻は「技術面では劣っているが、声かけなど試合を盛り上げることを意識した」。試合中は常に声をかけて仲間を鼓舞し続けた。それが最終回の無死満塁を作り出すことにもつながった。試合は敗れたものの、「力は出せた」と振り返った。雰囲気づくりを大切にした島尻主将。「作ってきた雰囲気を受け継いでいいチームにしてほしい」と後輩へバトンを渡した。【林亮佑】