土浦日大が攻守に日立北を圧倒し、7回コールドで準々決勝に進出した。

先発の背番号31・関大空馬(たくま)投手(3年)は、初回、腕が振れず甘い球を痛打され1失点も、すぐに修正。2回以降は真っすぐとチェンジアップで緩急をつけた投球で、5回を投げ3安打9三振でマウンドを降りた。「この大会で登板するのは初めてで、初回は緊張しました。2回以降は気持ちを立て直し、リラックスしてマウンドに上がり自分の投球ができました」と安心した表情を見せた。

小菅勲監督(53)は「関はマウンド度胸もいい。5回1点は上出来でした」と評価。今大会は4強打ち切りが決まっており、次戦の準々決勝が最後となる。「このチームで最後というのは名残惜しい。だからこそ、ベストメンバーで、いろいろな思いをぶつけて戦いたい」と期待を寄せた。

夏の舞台を経験できた関は「自分で投げてチームが勝てたことを誇りに思う。次は中川を支えたい」と、今日温存したエース中川竜也投手(3年)とともに、チーム一丸となって「勝って終わる夏」を誓った