春季県大会を欠場した村上桜ケ丘は新潟南を7-3で破った。

4番佐藤瑠(りゅう)一塁手(3年)が1-0の5回裏1死満塁で右翼線に2点適時打を放ち、打線を勢いづけた。

佐藤瑠は悔しさを打席でぶつけた。春の県大会はコロナ禍での出場辞退で、今年初の公式戦だった。「うれしかった」と初戦突破で春の無念を晴らした。1-0の5回裏1死満塁での2点打で打線に勢いを付け、この回の5得点につなげた。7回に3点の反撃を許したが、チームは最後まで試合の主導権を譲ることなかった。

春の出場辞退が決まった直後からチームは照準を夏に絞り、練習を重ねてきた。「ヒットを量産できるようにスイングの修正などを行った」。4番の責任を感じていたが、初戦から役目を果たした。松田忍監督(71)は「持っている力はもっとある。ジャストミートした強い打球が見たい」。14日の2回戦・加茂暁星戦での4番のさらなる活躍に期待を込めていた。【飯嶋聡美】

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