第3シード新潟明訓は新潟東に23-0の5回コールドで圧勝した。5番・種崎樹左翼手(3年)は4の4、7打点で計15安打と爆発した打線をけん引した。

夏初戦2回戦、エンジン全開だった。種崎は4打数4安打、1四死球と全5打席出塁。5回には左越え2点三塁打を放ち、打点はチーム最多7をたたき出した。「いつも以上に打球をとらえることができた。次につなごうという意識だった」と15安打、大量23得点の打線をリードした。

春の北信越大会準優勝も種崎は不調。フライアウトが多かった。大会後から低いライナーを打つことを意識し、打撃練習を繰り返した。「考えて打ってくれる選手。大事な場面では頼りになる」と評価する島田修監督(56)の厚い信頼にも初戦で応えた。17日の3回戦に向け、種崎は「自分たちはチャレンジャー。単打でつないで出塁率を上げ、一戦必勝で戦う」と力強かった。【飯嶋聡美】