ロッテ鳥谷敬内野手(40)が3日、引退会見を行った。

聖望学園(埼玉)時代の恩師、岡本幹成監督(60)は教え子の現役引退に、「寂しい気持ちはありません。本当によく頑張ったな、という気持ちが大きいです」と18年間の頑張りをねぎらった。

10月下旬に、電話で引退の連絡を受けた。「そうなんや」と自然に受け止めたという。「たいしたもんです。『40歳までショートをやりたい』と言っていて、それを達成しましたからね」。

通算2099安打や、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場は、まさに努力のたまもの。「鳥谷の記録は、積み重ねてきたものばかり。首位打者とか、本塁打王とかではない。シーズンの記録は最高出塁率(11年)だけでしょう。毎年活躍して、長い間変わらずにプレーをしてきたことがすごいです」とたたえた。

聖望学園では、遊撃手兼投手として活躍。鳥谷が3年生だった創部18年目の99年夏に、初めて甲子園に出場した。岡本監督は当時を振り返り、「高校時代もすごかったんですか? と聞かれるけど、特別でも何でもないですよ。もちろん野球はうまかったし、いい選手だった。でも、みんなが思っているほどは変わらない、普通の高校生でしたよ」と笑った。

早大を経て阪神に入団。監督と選手という関係でなくなってからも毎年のように会い、食事をしていた。「試合を見に行ったりもしたし、毎年会っていたので、遠いようで近い存在でしたね」。19年。阪神最終年にこっそり甲子園のスタンドに行ったのが、最後の観戦となった。

ロッテ加入後は、新型コロナウイルスの影響で会う機会も減った。「やっとコロナも落ち着いてきましたし、ゆっくり会う機会があるかなと思います」。これからも、同じ野球人として交流は続いていく。