近江(滋賀)がベスト8入りを決めた。代替出場の学校が2勝するのは92年の育英(兵庫)以来、30年ぶり。

【スコア】選抜高校野球スコア速報>>

圧巻は2回の集中打だった。初回に1点先制されたが2回に清谷大輔外野手(2年)が2点二塁打、津田基内野手(3年)が左前打、横田悟内野手(2年)が右前打、中瀬樹内野手(3年)が中犠飛とたたみかけ、打者一巡で一挙5点を奪い、ひっくり返した。

すべて中堅から逆方向に鋭く飛ばすことに徹底した打撃だった。6回、8回と効果的に加点した。

大黒柱の山田陽翔投手(3年)は次第に調子を上げた。1回戦は165球を投げたが、この日は87球の省エネ投球。140キロ台の速球とスライダー、フォークを操り、連打を防いだ。

多賀章仁監督(62)は「選手は、ひじょうにリラックスしていた。守備から攻撃に、いいリズムを持ってこれた。山田も序盤は不安定だったが、中盤以降は安定していた。低めにさえ投げていけば、まず打たれないと思う」と選手たちをたたえた。

開幕前日の17日、京都国際に新型コロナウイルスの感染者が多数出たため、急きょ繰り上げになった。ホテルが確保できず彦根市から日帰りした20日の長崎日大戦は延長13回タイブレークの大熱戦。前日24日にようやく関西のホテルに入り、この日は余裕をもっての甲子園入りだった。