南北海道代表の札幌大谷が6日、和歌山・橋本市内で約2時間、練習した。チームトップの13打点を挙げ夏初の甲子園出場に貢献した4番郡山遥翔一塁手(3年)は通算11本塁打も公式戦はゼロ。「最後に甲子園で打てたら」と意気込んだ。

小学生から今春まで捕手。レギュラーをつかめず打撃を生かすために夏前に一塁手に転向した。守備は駒大苫小牧の三塁手として04、05年夏連覇している五十嵐大部長(35)から「ゴロを取りにいくときに背中が丸くならないように」と助言を受け成長。打撃は大工の父博千さん(52)自作の打撃ネット前で、出発前までトス打撃を手伝ってもらい磨いてきた。当日も観戦予定で「父の前でヒットを打って恩返しできたら」と話した。