南北海道代表・札幌大谷は7日、兵庫・伊丹市内で約2時間、練習した。打率チームトップの6割2分5厘と好調な樹神(こだま)瑠生遊撃手(2年)は9日の二松学舎大付(東東京)戦に向け「暑さにも慣れてきた。調子も維持できている。早く試合がしたい」と笑顔で話した。

北海に敗れた春の地区代表決定戦は4打数無安打。「速い球に対応しきれなかった」と南大会はバットを指2本分短く持ち、2番遊撃手として24打数15安打と爆発した。準決勝、決勝は2戦連続4安打と、まさにこだまのように快音を鳴らし続けた。2年での甲子園出場に「船尾監督は『下級生が打たないと勝てない』と。3年生を引っ張っていくぐらいの気持ちで臨みたい」と強い口調で話した。

高校進学時は送球面に課題があったが、五十嵐大部長(35)から「腕が体から離れている」と指摘され安定。聖地でも攻守でチームを勢いづけていく。