近江(滋賀)が鶴岡東(山形)を破り、3季連続の16強入りを果たした。昨夏が4強、今春は準優勝。

2回に1点を先制するも3回表にエース山田陽翔投手(3年)が2本の本塁打を浴び1-3と逆転された。それもその裏、無死二、三塁から連打で同点。4番山田の適時二塁打で勝ち越した。4、7、8回にも加点した。

山田は4回以降は無失点。11安打を許したが12三振を奪って3失点完投した。

鶴岡東は3回に渡辺千尋(3年)が山田からソロ本塁打。さらに土屋奏人(3年)が今大会3本目となる2ランを放ち、3万7000人大観衆のスタンドを沸かせた。しかし3回裏に守りのミスから逆転を許し3年ぶりの16強入りを逃した。

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◆バッテリー弾 鶴岡東は3回に先発投手の渡辺と土屋捕手が本塁打。バッテリー弾は昨年の明徳義塾(代木大和投手、加藤愛己捕手)が松商学園戦で記録して以来9度目だが、試合に敗れたのは初めて。

◆山形初の個人通算3本塁打 鶴岡東・土屋が今大会3本目の本塁打。山形県の選手が甲子園通算3本塁打は初。1大会チーム5本塁打も19年鶴岡東の4本を上回る県勢最多。

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