明豊(大分)は3点差が遠く、試合巧者愛工大名電の前に力尽きた。

川崎絢平監督(40)は「名電さんの守備での球際の強さに、さすがだなと感じました。大舞台で力が発揮できる。練習のたまもの」と、相手の堅守に脱帽した。指揮官は最後に「このチームは私ではなく、江藤と片岡(快)が作ったチームです」と言った。惜しくも16強で終わったが、エースと学生コーチ兼記録員という2人のリーダーが築いた結束力の強さをたたえていた。

▽明豊・牧野太一内野手(3年=相手エースを攻略できず)「有馬投手のピッチングに翻弄(ほんろう)されました」

▽明豊・鈴木蓮捕手(3年=3回戦敗退に)「すべてを出しきって負けたので、後悔はなく終われました」

▽明豊・嶽下(たけした)桃之介外野手(3年=2回1死二、三塁の三塁走者でけん制死)「ホッとして、警戒が薄れていました」

▽明豊・森山塁投手(2年生ながら3試合に登板)「一番自信があるフォークで三振が取れ、真っすぐは内角を強気に攻められた。今後はスタミナをつけて、先発の軸として投げられるよう頑張っていきたい」

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