来春のセンバツ出場校の選考資料となる第75回秋季高校野球関東大会(埼玉)の組み合わせ抽選会が11日、都内で行われた。

強豪同士が、初戦で対戦することになった。今夏からエースを任される左腕・杉山遥希投手(2年)を擁し、2季連続の甲子園を狙う横浜(神奈川1位)は、今春センバツ4強の浦和学院(埼玉2位)と対戦。投手力が高いチーム同士の注目の対決で、今年のセンバツ前には練習試合をしている。横浜の高山大輝部長は「(相手は)鍛えられた隙のないチーム。1戦必勝で勝ち上がるのみです。チームは万全な状態で臨めると思う」。浦和学院の田中宏部長は、選手たちから「強いチームと対戦したい。横浜と対戦したい」と言われてきたことを明かし「開幕戦に勝って勢いをつけて、2勝したい」と話した。

慶応(神奈川2位)は清原和博氏の次男・勝児内野手(1年)ら強力打線が持ち味。守備力のある常磐大高(茨城2位)と初戦で対戦する。この勝者が、投打で総合力が高く初の甲子園を狙う昌平(埼玉1位)に挑む。

専大松戸(千葉1位)は、最速151キロ右腕平野大地投手(2年)に注目。明和県央(群馬2位)との初戦になった。

山梨学院(山梨1位)は、今年2季連続甲子園に出場した選手がそろう経験値が強み。3季連続の聖地へ、10年夏以来の甲子園を目指す成田(千葉2位)と対戦する。

3年ぶり3度目の関東大会出場となった駿台甲府(山梨2位)は、最速147キロの大型エース右腕・平井大智投手(2年)が中心。21年夏以来の甲子園出場を目指す作新学院(栃木1位)との初戦となった。