高校野球春季静岡大会が、22日に草薙球場ほかで開幕する。御殿場南は、出場37校の中で最長となる23年のブランクを経て2度目の出場。志村嘉将内野手(3年)が雪辱に燃えている。

2年分の思いをプレーに込める。志村は背番号「3」を背負った昨春、大会直前に新型コロナウイルスに感染。全3試合を欠場した。チームも県切符に王手を懸けながら、県代表決定戦、敗者復活戦と連敗。あと1歩が届かず、東部地区予選で大会を去った。「悔しかった。今度こそ力になりたい」と闘志を燃やす。

持ち前の守備だけでなく、精神的な支柱としても欠かせない存在だ。諏訪部尚紀監督(34)も「ミスも出る中で自分からタイムを取ってくれたり、声でも貢献してくれている」と信頼を寄せる。冬場には筋トレに励み、182センチと恵まれた体を強化。志村は「飛距離が伸びた感覚はある。好機で1本打ちたい」と打撃での貢献も思い描く。

23年前は掛川西に善戦も9-10で敗れ、初戦で敗退した。春の県初勝利へ、22日の初戦では昨秋県2位の常葉大橘と対戦。ピンチでは右腕として登板の可能性もある志村は「気持ちで負けないように、全力でぶつかる事は自分たちにもできる。出るからには勝ちたい」と言った。ひるまず、強敵に立ち向かう。【前田和哉】

○…エースの下手投げ右腕・長沢煌介(3年)も全力で腕を振る。東部地区敗者復活戦の三島南戦(5○4)では延長10回完投。同県代表決定戦・御殿場西戦(0●5)からの連投も計215球を投げ、県切符獲得に大きく貢献した。県大会に向けても「感覚は良い」と状態を維持。「自分の現在地を知るためにも、チャレンジャーとして1球1球、全力で投げたい」と話した。