花巻東(岩手)のプロ注目スラッガー、佐々木麟太郎内野手(3年)の高校通算本塁打が126本に到達したことが3日、明らかになった。

春季高校野球県大会地区予選の花巻農戦に「3番一塁」で出場。チームは7ー0の7回コールドで勝利し、県大会出場が決定。佐々木麟は1打数無安打1打点2四球だった。試合後、現在の本塁打数を問われ「今は124本です」と返答。その後、チーム関係者の指摘で126本に訂正され、「本塁打数は意識していない」と常々話す佐々木麟らしい一幕があった。

高校1年から注目を浴びる怪物も最終学年となった。この日は4回に右犠飛、6回に中飛と外野に飛球を2本飛ばした。「全体としては打撃の質は悪くない」と一定の手応えを得た。すでに歴代最多の本塁打数を誇るが「今年は記録どうこうじゃなくて、バッティングの質を究極まで極めたい」。打棒を磨き、チームを勝利に導く存在になる。