甲子園初出場を果たした高知中央は、先発でサイドスローの高橋秀斗投手(3年)が継投2人を挟む、3度の登板を果たした。「粘り強く投げることができた」と話した。

高橋は6回まで投げると、7回から一塁の守備につき、堅田紘可(こうが)内野手(3年)に継投。四球と死球で相手が出塁すると、再び高橋がマウンド上がった。

さらに、9回は高橋から、エースナンバーを背負う藤田一秀(ひよし)投手(3年)がマウンドへ。高橋は一塁の守備に就き、相手の1番打者にヒットを打たれると3度目のマウンドに上がった。

「(投手が)崩れたらいくぞと言われていた。練習試合では何回かやったことがあるけど、公式戦では初めて。練習試合では2度の登板はあった。3回は初めてです。あるかもしれないと言われていたので、びっくりはしませんでした」と乗り切った。

昨秋からサイドスローに転向した高橋は「上投げの140キロ投手がたくさんいたので、監督から『サイドにした方が生きる』」と毎日ブルペンに入って投げ込んだ。「体が柔らかいので、速くなったんだと思う。ストレッチをしている。オリックスの比嘉さんを見ている」と映像でもイメージを重ねた。

太田弘明監督(51)は「高橋1人に任せようと思っていたけど、堅田たちにも甲子園のマウンドに上がらせたかった」と送り込んだ。

堅田や藤田はアウトを取らなかったが、高橋が27個のアウトをとって、同高の初勝利に導いた。「初出場で初勝利できて、うれしいです。憧れていたので、投げられてよかった。自信になる。粘り強く投げたい」と意気込んだ。【中島麗】