春夏通じて初出場の鳥栖工(佐賀)は“仮面ライダー兄弟”こと、松延バッテリーの活躍で悲願の初勝利を狙う。

4番松延晶音(あぎと)捕手(3年)が、エース右腕の古沢蓮投手(3年)、1年生ながら最速142キロを誇る右腕の弟響(ひびき)投手の継投を好リードで導けるかがカギを握る。

佐賀大会5試合中4試合を古沢-松延響でつないだ。特に決勝は、5安打完封リレー(7-0)で、ノーシードからの勢いを見せつける快勝だった。

兄晶音はアニメ「銀色の髪のアギト」が名前の由来だが、後日、「仮面ライダーアギト」の存在を知った父慎一郎さん(39)によって、弟は「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」から名づけられたという。幼少期から、仮面ライダーの変身ベルトをつけて遊んでいたという響は「甲子園に立てることに感謝して、思いきり投げたい」と意気込む。甲子園でも正義のヒーローに“変身”して、チームを救う。

堅守が武器の鳥栖工に対して、富山商は主将も担うエース上田海翔投手(3年)が安定しており、ロースコアの接戦が想定される。

打撃面において、富山商の富山大会のチーム打率は3割1分6厘。上田が本塁打を打てるパンチ力を備ええるなど、下位からでもチャンスをつくれる。一方、鳥栖工も佐賀大会のチーム打率は3割4分1厘。ともに、打線の切れ目がないが、いずれにせよ、バッテリー中心の攻防がポイントになりそうだ。

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