U18W杯が31日、台湾で開幕する。初優勝を狙うU18日本代表の選手たちを「WBCに続くぞ 20人のU18侍」と題して、全3回連載で紹介する。
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「WBCに続くぞ 20人のU18侍」の2回目は、「秘密兵器・侍」を取り上げる。
代表メンバー発表時にサプライズだったのが、今夏の甲子園に大垣日大(岐阜)の背番号10で出場した矢野海翔(かいと)投手(3年)。「国を代表して戦うので、絶対に打たれたくない」と意気込む。最速136キロのサイド左腕で、国際大会で効果的な変則投手だ。甲子園の登板は1試合のみ。初戦の近江戦で2番手として3回1/3を無失点に抑えた好投が、馬淵史郎監督(67)の目に留まった。
昨秋、大垣日大・阪口慶三監督(79)のアドバイスでサイドに転向。最初は葛藤があったが「上投げなんて何人もいるので、少数派。自分しか持っていない技術を身に付けよう」と前向きに取り組んだ。試合を重ねて自信をつけ、1年未満で日の丸までたどり着いた。強豪チームの背番号1を背負うエースばかりの代表では異色の存在だが「みんな1番をつけていて、球も僕だけ(最速)140キロいっていないので…。でも、逆に言えばサイドは自分だけ」と自信を持つ。
先発の柱は前田、木村、森。矢野は球数制限のあるW杯で、中継ぎとして貴重な存在になりそうだ。

